研究教育部(栄養士会を120%活用する)終了

2023 年度 研究教育事業部 第1回(8月期)研修会開催案内
(学生向け・栄養士会を120%活用する)

開催趣旨
・目的
栄養士・管理栄養士養成施設における教育力の向上と栄養士・管理栄養士養成校に通う学生の学びの支援を目的に、開催しています。
今回は、学生向け研修として位置づけ、「栄養士会を 120%活用する方法」と題して、千葉県栄養士会の各職域事業部から、主な業務内容(魅力や課題など)の紹介や学生時代に取り組んでおいてほしいことなどをお話し頂くとともに、栄養士会の魅力や入会の必要性など、その職種に関連する情報を提供いただくこととしました。
日 時 令和 5 年 8 月 27 日(日)13:00~17:00
場 所  Web 開催(Teams ウエビナー:申込登録は下記 URL よりお願いします)
内 容

研修会テーマ:栄養士会を 120%活用する方法
日 程: 13:00~ 開 会(12:45~入室可能)
 13:00~13:05 開会挨拶 企画運営委員長(聖徳大学) 池本真二
 13:05~13:10 (公社)千葉県栄養士会長  挨拶 杉﨑 幸子 
 13:10~13:20 日本栄養士連盟千葉県支部長 挨拶 長谷川 克己 
 ① 13:30~14:00 公衆衛生事業部 張替みえこ 氏 (野田市保健センター)
 ② 14:05~14:35 医療事業部 荻野 悟 氏 (玄々堂君津病院)
 ③ 14:40~15:10 学校健康教育事業部 小林千恵子 氏 (我孫子市立布佐南小学校)
 休憩 10 程度
 ④ 15:20~15:50 福祉事業部(老人福祉施設) 寺山加恵 氏 (特別養護老人ホーム  アコモード)
 ⑤ 15:55~16:25 福祉事業部(保育所) 吉村友奈 氏 (千葉市千城台西保育所)
 ⑥ 16:30~17:00 地域活動事業部 杉﨑幸子 氏 (千葉県栄養士会長)
 17:00 閉 会 閉会挨拶 企画運営副委員長(昭和学院短期大学) 高橋律子

詳細は下記ポスターをご覧ください。
ポスター

参加資格 千葉県栄養士会会員もしくは、栄養士/管理栄養士養成施設の学生で、上記内容に関心のある方
定員 1000 名 (他都府県の栄養士会員並びに養成校の学生も歓迎します)
参加費 無料(但し、栄養士免許をお持ちの方で非会員の方は有料(1,000 円)。入会をお勧めします。)
申込み
・問合せ
申し込み URL(https://events.teams.microsoft.com/event/8f36d760-929b-4aae-a555-06d37ef0c974@cff78601-23be-47db-a7f0-2ba61ed15dbd
申込締切: 2023 年 8 月 26 日(土)
問合せ先: 研究教育事業部長 池本真二(聖徳大学人間栄養学部)
Mail shinji.3.ikemoto@gmail.com まで。
その他 ・研修会要旨は、参加登録者にメール配信いたします。
・(公社)千栄 研究教育委事業部 Line 公式アカウント(登録は、https://lin.ee/Nbq14nG

 

福祉事業部 (研修会/栄養ケアプロセス)

開催趣旨・目的

栄養ケアプロセスの知識を深め、事例を通じて栄養ケアプロセスの実践(栄養アセスメント、栄養診断、栄養介入計画)を学び、確かな栄養ケア・マネジメントを行い県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。

日  時

2023年10月27日(金) 
午後2時~午後5時

場  所

Zoomを使った配信
事前にダウンロードをお願いし

内  容

① 講演:「栄養ケアプロセスを学ぶ~事例をとおして~」
     14:00~16:00 講演90分、質疑応答
     講師:特別養護老人ホーム岡山シルバーセンター
     福祉栄養(高齢・障がい)分野認定栄養士
     管理栄養士 窪田紀之氏
② 栄養ケア・マネジメント成功事例
     16:10~16:40
     講師:介護老人保健施設 フェルマータ―船橋
     管理栄養士 篠原 沙季氏

参加者 この研修会に関心のある栄養士・管理栄養士
問い合わせ・申込 研修会案内文QRコード付2023.10.27のサムネイル

福祉事業部(研修会/成長に伴う摂食機能の獲得)

開催趣旨・目的

人は成長発育にともなって食事の摂取ができるようになる。その過程を学び県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。

日  時

2023年9月16日(土)
午前10時~午前11時30分(講演90分 質疑応答含む)

場  所

Zoomを使った配信
事前にダウンロードをお願いします。

内  容

講演・体験学習「子どもの食事に必要な機能の獲得について」
講師 文京学院大学 教授 西方 浩一 氏

参加者 この研修会に関心のある栄養士・管理栄養士
問い合わせ・申込 2023第3回福祉研修会案内文のサムネイル

 

医療事業部(印旛地区研修会)感染・免疫と腸の働き

開催趣旨・目的 新型コロナウイルスやインフルエンザなど感染予防のために、腸内環境と免疫の関係について学び、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
日  時

令和5年9月22日(金)
18:00~19:00(受付17:45~)

場  所 オンライン(Microsoft Teams)
内容・講師

テーマ:感染と免疫 ~腸のはたらきを中心に~
講 師:ネスレ日本株式会社  荘司 光

参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方
参加費 無料
問い合わせ・申し込み 詳細は下記チラシをご参照ください
9月22日研修会オンラインセミナーのサムネイル

医療事業部(東葛北部地区研修会)終了報告

開催趣旨・目的 病態別栄養管理シリーズセミナーを昨年に続き第2回目を開催する。病態別の栄養管理(今回は頭頸部がん治療と栄養について)を学び県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日 時

令和5年8月23日(水)
19:00~20:10

場 所

オンライン(Zoom Webinar)

内容・講師

頭頚部がん治療と栄養について
講師:国立がん研究センター東病院
   頭頚部外科 科長 松浦 一登 先生

参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方
参加費 会費:無料
問い合わせ・申し込み 詳細は下記チラシを参照ください。
2023.8.23(水)第2回病態別栄養管理シリーズセミナープログラムのサムネイル
事業名 医療事業部(東葛北部地区研修会)
参加者数 45名(管理栄養士8名、栄養士は37名)
内 容 頭頚部がん治療と栄養について
口腔がんや舌癌、咽頭がんなどを総称して頭頚部がんという。飲酒や喫煙でリスクは上がるが、1箇所治療しても新たに別の頭頚部がんになりやすい。治療法には手術、薬、放射線とある。手術ではがん細胞を切り取る手術と失った所の再建手術がある。どちらも術前術後の栄養管理が重要で痩せていると予後が悪い。術後はすぐに経管栄養と離床を開始。今までがん治療はトライ&エラーを繰り返し、今の治療法となっている。手術がより侵襲の少ない治療になるため、回復も早くなる。放射線治療では4週間後位を目安に副作用(やけどのようにただれる)が出てきて、必要エネルギー量も増える(痛みで食事摂取量は減る)。栄養管理は術前にも必要だし、術後も重要である。
  感 想  

手術の映像もあり、非常にわかりやすい内容でした。
頭頚部のがんは摂食嚥下だけではなく、栄養管理も重要であり予後に大きな差が生じてしまうと考えさせられました。
有料級の内容だったかと思います。出来ればレジメが欲しかった位でした。

地域活動事業部(視察研修会/食品サンプル)終了報告

 

開催主旨・目的 食品サンプルは料理のおいしさを視覚から伝える効果を最も発揮するものです。食の指導にも使われる食品サンプル作りを体験する視察研修を行い、県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日   時

令和5年8月1日(火)
10:50 現地集合 (時間厳守です)
11:00から12:30で終了予定  その後昼食(自由参加)

場   所

元祖食品サンプル屋 合羽橋店 
つくばエクスプレス「浅草駅」A2出口徒歩5分

テーマ(タイトル)  食品サンプル製作体験
参加資格 食と栄養に 関心のある方並びに栄養士、管理栄養士 
参 加 費

参加費:2500円(大人・子ども同一料金)
定 員:12名まで (定員になり次第締め切ります)

申し込み

こちらの申し込み20230801視察研修会申し込み書のサムネイルにてFAXで7月15日(土)必着となるようにお申込みください。郵便の場合は申込み用紙にならって必要事項を明記してください。   
FAX番号  043-256-1804
郵便の場合  〒264-0036 千葉市若葉区殿台町122
       公社)千葉県栄養士会 地域活動事業部行

キャンセルは必ずご連絡をお願いします。
電話番号   043-256-1117 千葉県栄養士会 地域活動事業部

  事 業 報 告
事 業 名 視察研修会(食品サンプル制作体験)
参加者数 9名(大人7名、小学生2名)
内  容 食品サンプルは料理のおいしさを視覚から伝えるツールで、食の指導の場でも活用されている。この食品サンプルを自分で作ってみる体験を元祖食品サンプル屋合羽橋店で体験し、エビの天ぷら1個と野菜の天ぷら(サツマイモ・かぼちゃ・ピーマン・椎茸の中から1点)・付け合わせにレタスを作る。
感  想 着色した蠟を43度くらいのお湯の中に高いところから落としてサクサクの天ぷらの衣をつくりました。また緑色の蝋を薄く置いてからお湯の中に沈めて伸ばしていくと微妙なしわのある大きな葉になり、手元でまとめていくとレタスが出来ます。大人たちの「ヘー」という感嘆符と小学生でも、ニコニコになる楽しさがありました。講師の指示とフォローを受けながら自分だけの天ぷらとレタスが出来上がったのは感激でした。店内には巨大な泡が溢れ落ちているクリームソーダや、1メートルはあるハンバ-ガーの積み重ねたサンプル等、見ていて飽きませんでした。

公衆衛生(第1回中央研修会)終了報告

開催趣旨・目的

第1回中央研修会
成長曲線の意味と子どもの発育評価についての理解を深め、乳幼児期から思春期までの子どもの健康管理と生活習慣の改善に向けた支援に活用することを目的に県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。

開催日時

2023年6月11日(日)
午後2時00分から午後4時00分まで
(受付:午後1時30分から1時50分)
※ZOOMミーティングによるWEB開催

内 容

講演 「成長曲線の見方と生活指導への活かし方」
講師 女子栄養大学
         客員教授 発育研究者 小林 正子 氏

*生涯教育実務研修1単位になります。
*下記チラシ参照
2023年度 第1回中央研修会 チラシのサムネイル

対象および定員

千葉県栄養士会会員で、上記内容に関心のある管理栄養士・栄養士
100名程度
千葉県栄養士会会員外 若干名

参 加 費

千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会会員外 1500円

参加申込先

2023年度千葉県栄養士会公衆衛生事業部第1回中央研修会申込書に記入の上、下記あてメールにてお申込みください。
千葉県野田市 健康子ども部 保健センター
       担当 張替
メールアドレス hokesen@mail.city.noda.chiba.jp
電話 04-7125-1190
申込期限 2023年5月11日(木)

事業報告
事業名

「成長曲線の見方と生活指導への活かし方」
 講師 女子栄養大学 客員教授 発育研究者 小林正子 氏

参加者数

100人(会員94人,非会員6人)【ZoomによるWEB開催】

内 容

 成長曲線は、①パーセンタイル値を用いたもの、②平均値からの隔たりを基準線として用いたもの(平均値±SD)がある。①は母子健康手帳や学校保健分野で、②は医療現場で低身長の診断等に用いられる。
 文部科学省により、学校では「身長・体重成長曲線の作成」が推奨されている。身長・体重を測るだけでなく、グラフにして「可視化する」ことは児童生徒の健康を守るうえで非常に役立ち、健康に発達していることの確認や、異常の早期発見につながる。
 成長曲線を読むときのポイントは、基準線にだいたい沿うように発育しているか、身長と体重のバランスはよいかを確認することである。成長曲線は疾患や精神的不安の影響を受けて変動する傾向がある。体重の大きな変動、身長の停滞、学童期低学年での急な増加などがある場合は、個人をよく観察し、必要があれば受診を勧めるなど、個々に対応する必要がある。
 発育のリズムには、規則的なリズムとして①日内変動、②週内変動、③季節変動があり、不規則な変動として生活習慣の乱れや精神不安がある。身長は1日で約2㎝変動し、起床後が最も高く、徐々に低くなり4~5時間後に安定する。子どもの身長・体重は共に1週間単位の社会生活の影響により、週末と週半ばに増える傾向がある。また、季節変動としては、身長は春夏に増加することが多く、体重は、秋冬に増加する。夏に体重増加が見られる場合は、肥満の引き金になる。肥満は3歳以前から始まっており、乳幼児期からの生活習慣が、生涯の健康に影響を及ぼすと考えられる。
 身長が伸びている時期は、骨が弱くなっているため、骨に負荷がかかる過度なウエイトトレーニングは控える。発達には「至適時」があり、力強さを獲得する時期は、身長が最大発育期を過ぎた後である。最も効果の上がる時期に適切な働きかけを行うことが重要である。
 日本の子どもの体格の推移について、身長は2000年に入ってから最高値は出ていない。一方で座高は近年も全国的に伸びており、身長に占める下肢長の割合は減少している。夜間のスマートフォン等の使用が睡眠へ影響を及ぼし、成長ホルモンの分泌不足などが生じている可能性がある。
 子どもの心身の健康を見守る手段の一つとして成長曲線を活用し、発育状況を一貫して見ていくことが大切である。

感 想

 先生のご講演は、成長曲線の具体例を示しながら、発達・成長の様子をわかりやすく説明していただき、大変勉強になる内容でした。
 事例から、生活環境や疾患、精神状態が食事や生活習慣に及ぼす影響は、成長曲線に顕著に表れることが分かりました。目に見える形として表すことで、子どもの健康状態が見えてくることから、成長曲線を記録していくことが大切であると感じました。また、発育するリズムや、発達の至適時についても学ぶことができました。
 今回のご講演は、多くの学びがあり、大変有意義な研修となりました。今後の栄養指導に活かしていくとともに、成長曲線として子どもの発育を記録する大切さも伝えていきたいと思います。

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