福祉事業部(第3回研修会/子どもの食育)終了報告

開催趣旨・目的 乳幼児期から学童期の子どもを対象とした食育についての知識を深め、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
研修会の詳細はこちらをご覧ください。
日 時 2024年9月8日(日)
午前9時~午前10時30分(講演90分 質疑応答含む)
(受付:8時40分~)
※ZoomミーティングによるWEB開催
内 容 講演 「乳幼児から学童期につながる食育」
講師 上越教育大学 大学院学校教育研究科 
   教授 野口 孝則 氏
参加者 この研修会に関心のある栄養士・管理栄養士
参加費 千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会会員外 7,000円
問い合わせ・申込

申込先はコチラの研修会案内文をご覧ください。

都保育所 笠川
メールアドレス yuriko3145@city.chiba.lg.jp
電話 043-231-4846
申込期限 2024年8月24日(土)

 

事 業 報 告

事業名

福祉事業部(乳幼児から学童期につながる食育)

参加者数

オンライン参加:講師を含め47名
(ZoomによるWEB開催)

内 容

1.食育基本法及び食育推進基本計画
 子どもたちに対する食育は生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性を育んでいく基礎となるものである。 食べることを楽しむ子どもたちをどうやって増やしていくか。 食べることに興味がない、嫌い、など悩んでいる子どもにどう寄り添うことができるのか。 家庭によって食環境が違うため、全体に同じ情報を伝えるだけでなく、個別に保護者と話す機会を設けることが必要である。
2.学校教育における食育の実践
 チェックシートなど実態把握によって課題を明確にし、指導の内容を検討する。学びの機会となる給食を実施する。
3.「評価の視点」を重視して栄養教育の実践を科学する
 お手本を示して行うのではなく子どもが自分で考えて行動するには、どのように教育を行い、対象者の学びの環境を導くべきか。

感 想

 乳幼児から学童期につながる食育を行っていくためには、保育所・保育園・認定こども園の栄養士と学校の栄養教諭がつながりをもち、お互いの食育について知る機会をもつ必要があると強く感じた。
 「苦手」「嫌い」など、大人が言えば言うほど子どもが意識してしまうため、「おいしいね」「小さくして食べてみよう」など、今後は子どもが前向きになれるような言葉かけを意識していきたい。
 また「教育はきっかけ作り」というお話があったが、子どもたちがこれから調べてみよう、食べてみよう、やってみよう、と興味を持つきっかけになるような食育を実施していきたい。

 

研究教育事業部(養成校学生向け研修会)終了報告

開催趣旨・目的

 本研修会は、養成施設に通う学生を対象とした研修会として位置付けており、今回は、「活躍する栄養士・管理栄養士」と題して、養成校6校の卒業生から、職域別に主な業務内容(魅力や課題など)、その職種に求められるスキルなどを紹介いただき、今後のキャリアアップにつなげ、県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。また、栄養士・管理栄養士の職場を知る機会でもあり、職業意識を高めることにもつながる。

日 時

2024年8月24日(土)
13:00~16:00(受付12:45~)

開催方法

ハイブリッドによる開催
現地:昭和学院短期大学 オンライン:Teamsウェビナー

内容・講師

内容:活躍する栄養士・管理栄養士
講師:
 行政 夷隅健康福祉センター(夷隅保健所)
    地域保健福祉課 池田咲希 氏

 学校 川口市教育委員会 家庭科教諭 伊藤和 氏

 研究教育 早稲田大学スポーツ科学学術院 
   (日本学術振興会特別研究員)寶川美月 氏

 医療 永井マザーズホスピタル 岩崎佳苗 氏

 スポーツ栄養 日本大学大学院博士課程 吉沢幸花 氏

 食品会社    マーケティング部 宮間沙織 氏

参加資格

栄養士・管理栄養士課程の学生、千葉県栄養士会会員及び一般

参加費

会員:無料
学生:無料
非会員:7000

問合せ・申込み

チラシまたは下記ポスターをご参照ください
教育研究2024年度1回チラシ(A4縦) (1)のサムネイル

事 業 報 告

事業名

研究教育事業部(養成校学生向け研修会)

参加者数

オンライン参加:講師をふくめ31名、会場参加:92名
合計123名

内 容

①    行政
 夷隅健康福祉センター(夷隅保健所) 池田 咲希氏
 保健所管理栄養士は、給食施設指導事業、食品表示に関する事業、国民(県民)健康・栄養調査などさまざまな業務を通して県民の健康づくり、食環境整備に広域的に関わっている。
 業務を行う上では、関係法令等新しく学ぶべきことも多くあるが、さまざまな分野についての知識や理解を深められ、専門性を発揮できる仕事である。

②    学校
 川口市教育委員会 伊藤 和氏
 家庭科教諭は、中学校や高等学校で家庭科の授業を担当し、衣食住に関する基本的な知識やスキルを生徒に教える。未来を担う次世代へのアプローチができる学校現場の今を管理栄養士としての視点で紹介されていた。

③    研究教育
 早稲田大学スポーツ科学学術院 寶川 美月氏
 研究員として、実験結果に基づいた科学的エビデンスの創出に努めている。講演では、「研究員が働く職場」や「日頃の業務内容」、そして、これから研究員を目指そうとする人に必要となる学位(修士・博士課程)などについて紹介されていた。

④    スポーツ栄養
 日本大学大学院博士課程 吉沢 幸花氏
 スポーツ栄養士として、大学競技部や外部団体の高校生、社会人アスリートなど幅広くサポートしている。講演では、今までの経験や現在の環境からスポーツ栄養士に求められるスキルについて紹介されていた。

⑤    食品会社
 食品会社 マーケティング部 宮間 沙織氏
 食品会社における商品開発・企画・マーケティング分野にて、それぞれの業務内容の違いとそれに伴い求められる具体的なスキルについて伝えながら、キャリア構築にどのような影響があるのかを紹介されていた。

⑥    医療
 永井マザーズホスピタル 岩崎 佳苗氏
 産婦人科栄養士は妊産婦に栄養指導を行い母子の健康と安全な出産をサポートしている。また、給食運営では出産後の患者様に“お祝い御膳”として毎日スペシャルな食事を提供しているなど、妊産婦を支える仕事内容を紹介されていた。

感 想

 どの分野の講演も写真などを用いて仕事内容を具体的にわかりやすく、そして魅力的に語っていただきました。また学生向けということもあり、その分野に就職するために必要な知識やスキルなど、学生時代に習得しておきたいことから、就職後のキャリアアップまで多岐にわたりアドバイスをいただけたことは就職を考えている学生にとって目標への一歩が示されたのではないかと感じます。また、入学してから半年ばかりの1年生も参加しており、自身のキャリアデザインをしていく上で様々な視野を広げることができ有意義な研修会になったと思います。

医療事業部(千葉地区/栄養評価他の伝え方)終了報告

タイトル 医療事業部(千葉地区研修会)
開催趣旨・目的 医療従事者として、栄養に関する情報提供を適正に行うため栄養評価や栄養診断のポイントを学習し、もって県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日 時 2024年9月15日(日)
14:00~15:30(受付13:30~)
開催方法 Zoomによる開催
内容・講師

内容:栄養士として知っておくべき栄養評価のポイントを勉強
講師:淑徳大学看護栄養学部栄養学科 教授 松原弘樹氏

参加資格 栄養士・管理栄養士 20名
参加費 会員:無料
非会員:3000円(資料代)
問合せ・申込み チラシをご参照ください
終了報告
事業名 医療事業部(千葉地区研修会)
参加者数 14名
内 容 タイトル「栄養業務について」
①臨床での栄養管理の重要性は認識されてきており、管理栄養士が病棟で業務を行うようになりカルテ(診療録)記載をする機会も増えてきている。カルテの情報は多職種との共有や臨床研究の資料としても使用されるが、「患者・家族が読む場合もあること」を常に意識しネガティブな感情は避け事実を中立的に書くこと。栄養ケア記録としてもSOAPで記載することが多いが、栄養診断コードごとに栄養診断の根拠を栄養アセスメントの内容を参考にしながら記載するPES報告が今後は推奨されるだろう。②日々の栄養管理では、スクリーニング後の栄養不良例のとりこぼし(入院後の食事摂取低下など)がないようにするため多職種との情報共有は必要である。今回は個々の栄養管理例として「食欲不振への対応」について「食事調整アセスメントシート」を用いている施設例を紹介いただいた。③栄養情報提供書は、診療報酬改定により、令和6年からは栄養指導対象外の病名患者でも栄養管理計画書を作成した患者であれば算定可能となったが、電話でのやりとりに時間調整が必要など課題もある。脳卒中等地域医療連携パスで千葉県栄養情報連携シートが作成中との情報をいただいた。
感 想 栄養士・管理栄養士が臨床現場で業務を行う上で、特にカルテ記載の留意する点や栄養診断、栄養情報提供書など、多職種と共有できるための記載方法など改めて気づかされ、日々の栄養管理でも多職種との情報共有の重要性を感じました。今後の業務に活かしていきたいと思います。

公衆衛生事業部(黒潮ブロック研修会)終了 

開催趣旨・目的 発達障害を有する子どもの食事の特徴や子ども及び保護者への対応方法を事例を通して学び、日頃の栄養相談、食事支援業務につなげ、千葉県民の健康の維持増進を図る栄養士・管理栄養士を育成する。
日時(曜日)  2024年8月7日(水)
午前10時00分から正午まで
(受付:午前9時40分から)
内 容 講演 「発達に偏りがある親及び子の食事支援について」
講師 千葉県立君津特別支援学校 栄養教諭 土橋 昭博 氏
対象および定員 千葉県栄養士会会員で、上記内容に関心のある管理栄養士・栄養士 20名程度
千葉県栄養士会会員外 若干名

参加費

千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会会員外 7,000円

参加申込先

千葉県栄養士会公衆衛生事業部黒潮ブロック研修会申込書に記入の上、下記あてメール、FAXにてお申込みください。
千葉県長生保健所 地域保健福祉課 中江
メールアドレス c.nke@pref.chiba.lg.jp
電話 0475―22-5914
FAX 0475-24-3419
申込期限 2024年7月26日(金)

 

福祉事業部(第2回研修会・介護報酬)終了

開催趣旨・目的

令和6年度は診療報酬改定と介護報酬及び障害福祉サービス等報酬の3つが同時に改定される「トリプル改定」になった。介護や障害福祉サービスの栄養関連加算について理解を深め、加算の取得へつなげ県民の健康を維持・増進する栄養士・管理栄養士を育成する。

日 時

2024年7月10日(水)
午後2時00分~午後5時00分
(受付:午後1時30分から1時50分)
※ZoomミーティングによるWEB開催

内 容

講演「令和6年度介護報酬改定・障害福祉サービス等報酬改定について」
講師 社会福祉法人いわき福音教会 共同生活援助事業所シーズ
   管理栄養士 加藤 すみ子 氏(日本栄養士会理事)
   (14:00~16:00 質疑応答含む)
情報提供:(株)にんべん
      尾家産業(株)

対象および定員

千葉県栄養士会会員で、この研修に関心のある栄養士・管理栄養士 100名程度
千葉県栄養士会会員外 若干名

参加費

千葉県栄養士会会員無料、会員外有料
※詳細は事務局までお問い合わせください。

参加申込先

申込先はコチラの研修会開催案内文をご覧ください。
特別養護老人ホーム 清和園 篠原
メールアドレス m.shinohara@seiwaen.com
電話 043-228-3771
申込期限 2024年6月30日(日)

 

公衆衛生事業部(第1回中央研修会)終了報告

 

開催趣旨・目的

在宅訪問管理栄養士の役割や活動内容についての知識を深め、地域健康課題改善のための地域支援事業の拡充、健康課題解決に向かう栄養士・管理栄養士を育成する。

日 時

2024年6月23日(日)
午前10時00分から正午まで
(受付:午前9時30分から9時50分)
ZoomミーティングによるWEB開催

内 容

講演 「在宅訪問管理栄養士の役割から地域の栄養支援を学ぶ」
講師 名寄市立大学
保健福祉学部栄養学科 准教授 中村 育子 氏
*生涯教育実務研修1単位になります。
別添チラシ参照
*資料は会員専用コンテンツ参照

対象および定員

千葉県栄養士会会員で、上記内容に関心のある管理栄養士・栄養士 100名程度
千葉県栄養士会会員外 若干名
希望者多数の場合は、後日、アーカイブ配信による受講をお願いする場合があります。

アーカイブ配信について

希望者多数の場合は、当日参加者数を締め切り、以下の日程でアーカイブ配信(当日の講演内容を録画したものを配信)します。

アーカイブ配信の視聴が可能な方は、申込書に記載をお願いします。
・アーカイブ配信日:2024年7月21日(日)
10時から正午まで(入室:午前9時30分から9時50分)

参加費

千葉県栄養士会会員無料、会員外有料
詳細は事務局までお問合せください。

参加申込先

2024年度千葉県栄養士会公衆衛生事業部第1回中央研修会申込書
に必要事項を記入した上で、指定のメールアドレス宛にお申し込みください。
千葉県富里市 健康福祉部 健康推進課
担当 渡部
メールアドレス kenkou@city.tomisato.lg.jp
電話 0476-93-4121
申込期限 2024年6月6日(木)

①事業名  講演「在宅訪問管理栄養士の役割から地域の栄養支援を学ぶ」
講師 名寄市立大学保健福祉学部栄養学科准教授 中村 育子 氏 
②参加人数 会員・非会員の合計 73人(内訳:会員 72人  非会員 1人)
【ZOOMによるWEB開催】
③内 容

・65歳以上の者のいる世帯は,夫婦のみ及び単独世帯がそれぞれ3割,また介護者の7割が60歳以上で老老介護が相当数占め,在宅の介護力は低い。この状況の中で,在宅での栄養ケアサービスの需要が増大することが予測されている。
・在宅訪問管理栄養士は「療養者が在宅での生活を安全かつ快適に継続でき,さらにQOLを向上させることができる栄養食事指導(支援)の技術を備えた管理栄養士」である。
・自立支援・重症化防止は,リハビリ・栄養・口腔の取組みが一体となって運用されることで効果がある。栄養指導のみでは改善は望めない。身体機能,口腔・嚥下障害の改善により,合わせて栄養面の改善を多職種と連携し進めていく。
・在宅訪問管理栄養士に必要なこととして①高いコミュニケーション力:対象者の身体,疾病,食事摂取の状況,また希望の把握のほか,背景(経済力,家族関係,介護者)の把握ができることである。そのためには,本人,家族,多職種からの情報収集が必要である。②給食管理と栄養管理:①で聞き取った状況から,対象者また介護者が在宅で食事ができる方法(食事形態,とろみの粘度,食事介助)を指導できる。
・終末期の在宅療養者に対しても,在宅訪問管理栄養士の介入により,介護者の食事作りの負担軽減,困りごとの改善の効果が見られた。

 この他,先生がご教鞭をとられている名寄市の現状と,在宅訪問管理栄養士としての活動,また大学として地域で取組んでいくことについてや,先生が実際に関わった事例,食事形態に合わせた具体的な調理方法のご教示があった。

④感   想 これからますます増えていく在宅での療養者,介護者への食支援の必要性や,栄養士としての必要なスキルを知ることができた。中村先生は在宅訪問管理栄養士の第一人者として,多職種連携,他機関との連携にも取り組んでおられ,行政栄養士として地域の栄養課題改善にどのように関わっていくか,参考になることが多かった。在宅療養者の栄養支援を考えるにあたり,本人の要望に合った支援を提供できる地域資源の情報収集と,つなぐスキルが必要だと感じた。

地域活動事業部(視察研修会・豊洲市場)終了報告

開催主旨・目的

食育指導で地産地消が推進されている。首都圏の食生活をまかなう豊洲の生鮮市場の視察を行い、持続可能な食品の流通についての知見を深め、食生活の推進に寄与する栄養士・管理栄養士の育成を目的に視察研修を開催する。

日  時

令和6年8月2日(金)
9:30         ゆりかもめ「市場前駅」改札口外集合
9:40~       水産卸売場棟見学
11:00~     昼食
12:30~     以後自由行動

場   所

豊洲江戸前市場(水産卸売場棟)と千客万来

テーマ(タイトル)

水産卸売場棟見学並びに魚介類を用いた市場ならではの食の体験。
江戸時代から現在に至る市場の歴史を学び、マグロや鮮魚の競り場を見学する。
他に多くの施設が見学可能となっている。

参加資格 食と栄養に 関心のある方並びに栄養士、管理栄養士
参加費

参加費3,000円 会員は無料 (定員20名になり次第締め切ります)
別途負担金 
食事代各自(大人・子ども同一料金)ちらし寿司 2,000円 握りずし2,200円

申込み先

申込み書てFAXで7月15日必着となるようにお申込みください。
郵便の場合は申込み用紙にならい必要事項を明記してください。
FAX番号  043-256-1804

郵便の場合  〒264-0036 千葉市若葉区殿台町122
      (公社)千葉県栄養士会 地域活動事業部行
キャンセルは必ずご連絡をお願いします。
電話番号   043-256-1117 千葉県栄養士会 地域活動事業部

事 業 報 告
事業名 地域活動事業部 第1回視察研修会
豊洲市場と豊洲場外江戸前市場「千客万来」の視察
参加者数 18名
内  容

 平成30年(2018年)10月、築地市場から移転した東京都中央卸売市場(豊洲市場)の視察。敷地面積は東京ドーム7.6個分の約35万5千平方メートル、取り扱う生鮮食料品や市場での役割に応じて青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟の3つの街区により構成されている。
 最初に豊洲市場の機能・特徴、卸売市場のしくみや歴史等を紹介するパネルが展示されているPRコーナーを見学し、水産卸売場棟では階下でマグロのせりが行われる場所が見られるところへ行く。実際のせりは時間と合わず見られない。次に仲卸売場棟を見学し、立ち入りは業者のみで一般の人が利用できる3~4階の飲食店や物販店を見学。昼食は豊洲場外江戸前市場「千客万来」3階フードコートでお寿司を食べ、温浴施設もある8階で無料の足湯につかって東京湾を臨みひとときを過ごす。

感  想

広大なエリアでかなり歩きました。1日に全国から約千本のマグロが上場されており、取引の盛んな様子が想像できます。場外市場の「千客万来」は江戸の古い町並みを再現したオープンモールや火の見櫓があり、海外からの観光客が多く大変賑わっていて一見の価値はありました。屋上緑化広場や青果棟の見学に再び訪れてみたいと思いました。

医療事業部(第1回プラクティスセミナー他)終了報告

タイトル 医療事業部事業説明会・第1回プラクティスセミナー
開催趣旨・目的 令和6年度診療報酬改定について必要な知識を習得し、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
日 時 令和6年 4 月 14 日(日)  9:20~11:45(受付9:00~) 
場 所 千葉市生涯学習センター 3階 大研修室
住所:千葉市中央区弁天3丁目7番7号
内容・講師 講師  公益社団法人日本栄養士会 医療事業推進委員会副委員長 宮崎 純一 先生
   「令和6年度診療報酬改定について」
参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方
参加費 会員:無料  非会員:無料
問合せ・申込み 下記のメールアドレスにてお申し込みください。
(メールアドレス)https://forms.gle/KQ59s8a3E8AqU6vR6
申し込み締め切り日:4/7
(オンデマンド申し込み)https://forms.gle/hFQzHW6Q9c8RhhPr8
申し込み締め切り日:4/14
不明な点、お問い合わせ等 ありましたらご連絡ください。
連絡先:sp.kabe@gmail.com
事業名 医療事業部 2024年度第1回プラクティスセミナー
参加者数 当日:現地参加16名 WEB参加35名 YouTube総視聴回数237回
内 容 

○講演
令和6年度社会保障制度(診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬の改定について

令和6年6月1日に診療報酬が改定された。今年度は診療報酬に加え、介護報酬、障害福祉サービス等報酬も同時改定となった。栄養に関して多くの内容が改定(新設)される見込みであったため、その内容について日本栄養士会医療事業推進委員会の宮崎副委員長(現委員長)にお願いし、診療報酬改定の詳細な講演であった。

感 想 2年前の診療報酬改定では栄養に関する内容が多く含まれていたが、算定対象となる病院の機能や病棟が限られていた。
今年度の診療報酬改定では、栄養、リハビリ、口腔の連携に関してがポイントで、一定の施設基準を満たし、取り組みを行った場合にリハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算が算定できるようになる。入院時食事療養費の増額も大きな改定になった。医療と介護における栄養情報連携の推進のため、旧来の栄養情報提供加算の名称、要件、評価が見直されて一定の条件を満たせば入院栄養食事指導の算定有無に関わらず栄養情報連携料が算定できるようになった。これは、よりシームレスな栄養管理を行うためには食事内容や摂食嚥下に係る情報連携等が必須であることが認められた。
また、栄養管理体制のなかでは低栄養診断にGLIM基準を取り入れることが推奨され、NSTや回復期リハビリテーション病棟1では低栄養診断としてGLIM基準を使うことが必須となる。一方で、アジア人向けのカットオフ値が定まっていない項目もあるため、これからデータが集積され、日本人により適した基準が定まっていくのではないかと思われた。
GLIM基準による低栄養診断が必須ではない病棟もあるが、今後必須となることも予測されるため、積極的な取り組みが必要と考えられる。

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