会長あいさつ

2025年度を迎えて

公益社団法人千葉県栄養士会
会長 杉﨑幸子

はじめに

 千葉県栄養士会は1945年に大日本栄養士協会千葉県支部として発足してから80年、1975年4月に社団法人が認可されて50年になります。発足以来、多くの役員の方々のご尽力があって現在の千葉県栄養士会へと繋がっています。この節目の年にあたり11月1日に周年事業として記念誌の発行、記念講演、式典、祝賀会を計画しています。詳細は改めてご連絡します。これから先へと千葉県栄養士会の活動を未来へと繋げていくため、毎年毎年の事業を着実に積み上げていきたいと思います。
 千葉県は「全ての県民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現」を目指して健康ちば21(第3次)を策定し、総合目標の健康寿命の延伸、健康格差の縮小を実現させるため、自然に健康になれる環境づくりが進められています。千葉県栄養士会は、県民の健康増進と病気の予防および公衆衛生の向上に寄与することを目的として、高齢社会に対応し健康づくりに必要な講習会や、研鑽を積むための研修事業など多くの事業を実施しています。
 公益事業を進める千葉県栄養士会栄養ケア・ステーションは、地域における健康づくりや疾病予防のために、特定健診・保健指導や診療所における外来栄養食事指導、在宅訪問指導などに取り組み、多くの会員の協力のもと着実に進めています。
 各種事業の開催等を早くお知らせするため、2023年度よりSNSを活用した情報発信を進め、Line登録された方に情報を早く届けています。研修会等の開催にあたっては対面開催とWeb開催の良さを生かして進めています。
 会員の皆様のご理解のもと、千葉県栄養士会事務所の経年劣化に対処していくための修繕積立を開始しました。事務所は大切な活動の拠点です。これから先も長く使用できるよう大事にしていきたいと思います。

2025年度の事業

 理事の専門分野の知識を会の運営に発揮していただきながら、様々な事業に取り組んで参ります。例年と異なり周年事業を予定しています。定時総会は5月24日に会場型で開催いたします。生涯教育研修会は実務研修を6月から9月に3日間ハイブリット開催します。食育・健康料理教室は5会場で実施を予定しています。
 災害対策に備え引き続き研修会を開催し、人材の育成を図り、連絡体制や活動のシステムを整えます。
 栄養改善学会は2月に開催します。会員が日常業務の中で蓄積した様々な情報を発信することで、お互いのスキルアップを図ることができ、エビデンスの構築に資する事業です。多くの会員の発表・参加を願っています。
 県民を対象とした栄養改善大会、健康づくり食生活講座の開催を予定しています。

終わりに

 千葉県栄養士会は、栄養ケア・ステーションの更なる充実を図り、健康ちば21(第3次)の推進に寄与できる多くの事業展開を目指します。迅速な情報提供の実施、地域で活躍する栄養士・管理栄養士の活動が県民に見えるような事業展開を心がけ、健康寿命の延伸、病気の重症化予防など寄与できる活動をしていきます。これらの事業を推進し、堅実な会の運営していくためには、会員の組織作りが大事です。新入会員、継続会員が増えること願っています。