公衆衛生事業部(中央研修会)終了報告

アンケート:参加者アンケート中央2020-1 1

開催趣旨・目的

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」がフレイル予防を視野に策定されるなど、国民の健康の保持増進のために施策としてフレイル予防に重点が置かれている。今後、保健指導の企画運営にあたっては、フレイル予防の観点を考慮すべき企画が増えると想定されることから、指導に必要な知識や使用可能なツール等の獲得を目的とする。

日 時

令和3年2月14日(日)
午後2時から午後4時まで(受付:午後1時30分から)

会 場

ZOOM(ミーティング)によるオンライン研修

内 容

1 講演「健康長寿のための食事と栄養~保健指導ツールとエビデンス~」
  講師 東京都長寿医療センター研究所
  社会参加と地域保健研究チーム 研究員 横山友里氏
2 事務連絡
  *生涯教育実務研修1単位になります。
開催案内:第1回中央研修会 次第1

参加資格

千葉県栄養士会公衆衛生事業部員 70名程度

参加費

無料

参加申込先

管轄保健所を経由して公衆衛生事業部(書記)あてお申込みください。

講演資料について

こちら(掲載終了)より講演資料をダウンロードし受講してください。

事業名

公衆衛生事業部 第1回中央研修会

参加者数

71名

内 容

地域高齢者の健康状態の特性や栄養摂取状況等の研究から、高齢者の食事においては特定の食品群や栄養素ではなく、食品摂取の質に着目する必要があり、食品摂取多様性により筋量や身体機能の低下が抑制された可能性が検証されている。これらのことから、高齢者のフレイル予防において、栄養面では、食品摂取の多様性が重要であることを学んだ。
また、食品摂取多様性の普及ツール、コロナ禍における自宅でのフレイル予防ツール等の活用についても学んだ。

感 想

  エビデンスに基づく食品摂取多様性の有効性は、保健事業において住民に普及する際の裏付けとして大変有益であり、主食・主菜・副菜を揃えた食事の重要性や、普及の必要性について理解を深める機会となった。
 住み慣れた場所で自立した生活が送れる高齢者の増加のためには、高齢者の特性に合わせた支援が求められる。わかりやすく親しみの持てる指導ツールの紹介は、実践に役立てられそうな内容で、大変有意義な研修会であった。今回学んだ内容を踏まえ、食品摂取の多様性を普及していきたい。
 また、初めてのZoom開催であったが、参加者からは「講演内容を対面と変わらず理解できた。」「スライドが見やすかった。」「移動時間が短縮され、参加しやすかった。」などの好反応が多かった。

 

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