医療事業部(第1回プラクティスセミナー他)終了報告

タイトル 医療事業部事業説明会・第1回プラクティスセミナー
開催趣旨・目的 令和6年度診療報酬改定について必要な知識を習得し、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
日 時 令和6年 4 月 14 日(日)  9:20~11:45(受付9:00~) 
場 所 千葉市生涯学習センター 3階 大研修室
住所:千葉市中央区弁天3丁目7番7号
内容・講師 講師  公益社団法人日本栄養士会 医療事業推進委員会副委員長 宮崎 純一 先生
   「令和6年度診療報酬改定について」
参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方
参加費 会員:無料  非会員:無料
問合せ・申込み 下記のメールアドレスにてお申し込みください。
(メールアドレス)https://forms.gle/KQ59s8a3E8AqU6vR6
申し込み締め切り日:4/7
(オンデマンド申し込み)https://forms.gle/hFQzHW6Q9c8RhhPr8
申し込み締め切り日:4/14
不明な点、お問い合わせ等 ありましたらご連絡ください。
連絡先:sp.kabe@gmail.com
事業名 医療事業部 2024年度第1回プラクティスセミナー
参加者数 当日:現地参加16名 WEB参加35名 YouTube総視聴回数237回
内 容 

○講演
令和6年度社会保障制度(診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬の改定について

令和6年6月1日に診療報酬が改定された。今年度は診療報酬に加え、介護報酬、障害福祉サービス等報酬も同時改定となった。栄養に関して多くの内容が改定(新設)される見込みであったため、その内容について日本栄養士会医療事業推進委員会の宮崎副委員長(現委員長)にお願いし、診療報酬改定の詳細な講演であった。

感 想 2年前の診療報酬改定では栄養に関する内容が多く含まれていたが、算定対象となる病院の機能や病棟が限られていた。
今年度の診療報酬改定では、栄養、リハビリ、口腔の連携に関してがポイントで、一定の施設基準を満たし、取り組みを行った場合にリハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算が算定できるようになる。入院時食事療養費の増額も大きな改定になった。医療と介護における栄養情報連携の推進のため、旧来の栄養情報提供加算の名称、要件、評価が見直されて一定の条件を満たせば入院栄養食事指導の算定有無に関わらず栄養情報連携料が算定できるようになった。これは、よりシームレスな栄養管理を行うためには食事内容や摂食嚥下に係る情報連携等が必須であることが認められた。
また、栄養管理体制のなかでは低栄養診断にGLIM基準を取り入れることが推奨され、NSTや回復期リハビリテーション病棟1では低栄養診断としてGLIM基準を使うことが必須となる。一方で、アジア人向けのカットオフ値が定まっていない項目もあるため、これからデータが集積され、日本人により適した基準が定まっていくのではないかと思われた。
GLIM基準による低栄養診断が必須ではない病棟もあるが、今後必須となることも予測されるため、積極的な取り組みが必要と考えられる。

地域活動事業部(第1回研修会)終了報告

 

開催主旨・目的 高齢人口の増加に伴い、地域活動事業部栄養士の地域住民の健康づくり等の活動が期待されている。県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日  時 令和6年4月20日(土)
14:00~15:30(受付13:45~)
場  所

船橋市西部公民館 
〒273-0035 船橋市本中山1丁目6-6 TEL 047-333-5415

内容・講師

「高齢者について」~加齢に伴う変化とその対応(仮)      
講師 特別養護老人ホーム柏こひつじ園            
管理栄養士 中村 典子 先生

参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方
参 加 費 会員:無料
非会員:2000円(資料代)
申込み他

FAX(043‐256‐1804)または郵送でお申し込みください。    
郵送の場合は、申込書の内容に沿って記載し、〒264-0036千葉市若葉区殿台町122 千葉県栄養士会 地域活動事業部宛にお送りください。  
申込締切 : 4月12日(金曜日)必着でお願いします。

日本栄養士会生涯教育実務研修1単位『実務研修 共通 910-110』

終 了 報 告
事業名 地域活動事業部第1回研修会
高齢者の身体的特徴とその対応~福祉栄養士として~
参加者数 20名
内 容

 高齢者は臓器機能の低下や病気を抱えて予備能力の低下が見られる。現在の高齢者は10~20年前と比較して若返り現象が見られるが身体・精神機能の維持変化は高齢になるほど個人差が大きい。加齢に伴う身体機能の変化、特にフレイル(虚弱)予防のためには、タンパク質、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンC、葉酸を重視したバランスの良い食事が必要である。また、咀嚼・嚥下機能維持のための口腔ケア、口や舌の運動が重要である。
 また、講師から高齢者施設での認知症に対する対応、摂食嚥下障害、排便コントロール、褥瘡ケア、「好きなものを食べたい」をサポートする看取り期の支援について実際のエピソードを交えて話されました。

感 想

地域の介護予防事業に携わりフレイル予防に力を入れている。高齢者施設での対応には及ばないが、地域包括ケアシステム(要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるように地域内で助け合う体制)では食の専門職として必要な技術的能力と思われ、高める必要性を感じました。

女性活躍推進会議・講演会(違いを活かす)終了

(主催)千葉県男女共同参画推進連携会議・千葉県

日 時:令和6年3月25日(月)
    13:30~15:00(受付開始13:00~)
場 所:ペリエ千葉 7階 ペリエホール
参加費:無料
定 員:120名(要申込先着順)
講 師:本島なおみ 氏
    MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株)
      常務執行役員(DE&I担当、グループCSuO)
    三井住友海上火災保険(株)
      常務執行役員(サステナビリティDE&I担当)
    「違いを活かして強くなる
      ~DE&I経営で企業の明日を切り拓く~ 」

講演会の詳細、申し込みは下記をご覧ください。
(主催)千葉県男女共同参画推進連携会議・講演会
または下記。
03_全体会・女性活躍推進特別部会合同講演会チラシのサムネイル

 

 

医療事業部(安房地区『リハ栄養』勉強会 )終了報告

終 了 報 告
事業名 栄養士会医療事業部 安房地区 『リハ栄養』勉強会
参加者数 会場参加:6名  オンライン参加:11名
内 容  要望により『リハビリテーション栄養』の講演をクリニコに依頼し、2/1(木)にハイブリット形式にて実施。                                       リハを行っている患者には低栄養が多い。低栄養状態でリハだけ行っても、十分な効果が得られないどころか筋肉の分解により、かえって栄養状態に悪影響をもたらす。
 スポーツ栄養学や運動栄養学を取り入れたリハ栄養の考え方は、質の高い栄養ケアを実践するために重要です。リハ栄養ケアプロセスはアセスメント→診断→ゴール設定→介入→モニタリング、この5段階で構成される。SGA、体重、血液検査データ等を用いてアセスメントを行い、栄養障害、サルコペニア、栄養素摂取の過不足の視点から、リハ栄養診断を行う。低栄養の原因が、炎症を伴わない飢餓や侵襲の同化期で回復が見込める場合は、機能改善をゴールとし、侵襲の異化期や疾病の悪液質によるもので栄養改善が厳しい場合、機能維持をゴールとする。高齢者へリハを実施する場合、運動直後にBCAAを多く含むたんぱく質を摂取することが有効とされている。嚥下に関わる筋肉にサルコペニアを認めると、嚥下障害から食事摂取量の低下、低栄養につながりやすい。サルコペニアの摂食嚥下障害は安静や禁食が原因となっている可能性もあることから、早期離床と早期経口摂取が推奨される。リハと栄養 双方からの介入が、毎患者へ実施できる体制が整っている事が理想である。
感 想 ハイブリット形式で勉強会を行うにあたり、ZOOM参加者のみとならないように、周知の仕方や声掛けを工夫した。数あるZOOMウェビナーの中に埋もれないように、地区内の栄養士がこの機会に顔を合わせる場としても利用していただきたい旨を説明したことで、対面参加者が集い、新旧役員の交流が実現できた。勉強会のお知らせ文書を郵送するタイミングや、以降のメール FAX、などは各施設に合わせた形で行った為、今回は都合があわず参加できなかった施設の栄養士の方々へも、今年度末に医療事業部栄養士会の安房地区で『リハ栄養』の勉強会を開催した旨は、十分認知していただけたと感じる。 今回対面でお会いした栄養士の話によると十数年ほど前は研修会も活発に活動を行っていたが、人員の入れ替えやコロナを機に、次第に減っていったとの事だった。 栄養管理体制や配置人数、状況も様々であるため、実現が難しい施設もあるが、今後も開催内容と頻度を話し合って、『時折、地区の栄養士同士が業務の不明点を聞ける距離感』を継続していきたい。この勉強会の開催をホームページに掲載することを忘れたことが悔やまれた。   

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