地域活動事業部(第2回/高齢者の栄養ケア)終了報告

開催主旨・目的 高齢者の健康状態に合わせた栄養・食事指導の実際を理解し、地域活動栄養士として必要な知識を深め、県民の健康増進や地域に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日  時

令和6年9月21日(土曜日) 
受付    13:30~
講演  14:00~15:30

場  所

千葉市文化センター 9階会議室5
〒263-0013 千葉市中央区中央2丁目5-1
℡043-224-8211(代)

テーマ
(タイトル)

講演「地域(在宅)に活かしてほしい、高齢者施設の栄養ケア」
講師 特別養護老人ホーム まんさくの里
   管理栄養士  新津 美江 氏

参加資格 食と栄養に 関心のある方並びに栄養士、管理栄養士 
参加費 2000円(会員は無料)
申込み方法・
申込締切

こちらの申込書をFAX(043‐256‐1804)
または郵送でお申し込みください。
(郵送の場合は、申込書の内容に沿って記載し、
〒264-0036千葉市若葉区殿台町122 千葉県栄養士会 
地域活動事業部宛 にお送りください。)
9月17日(火曜日)必着でお願いします。

そ の 他

日本栄養士会生涯教育実務研修1単位『実務研修 共通 910-110』

感染症防止のため会場内はマスク着用のうえ、
体調のすぐれない場合は参加をご遠慮くださるようお願いいたします。

事  業  報  告
事業名

地域活動事業部(第2回研修会)
地域(在宅)に活かしてほしい高齢者の栄養ケア
        ~体重に着目して~

参加者数 11人
内 容

 高齢者の栄養ケアで最も重要なのは、体重の変化をチェックしていくことである。体重の変化は、認知症に起因するものや入院後や終末期に体重減少などが見られる。
 進行したアルツハイマー型認知症(AD)における摂食嚥下障害者の形態調整食は予後の延長やQOL向上に役立つ。
  高齢者は、身長・体重測定で立位が取れない場合があり、その値は正確さに欠ける。それに代わる栄養評価に下腿周囲長(ふくらはぎ周囲長)の計測を実施している。この方法は市販のメジャーを用いて、椅子や車椅子に座った状態、寝たきりの人はベッドにて測定できる。体重を測定できない場合の代わりとして利用している。介護にかかわる頻度の少ない栄養士が高齢者の様々な情報を得られるメリットがある。

感 想  具体的な説明でよく理解できた。自宅での介護の場合でも、栄養状態をまず体重でチェックして食事形態を変えていくこと。体重が計測不能の場合は、下腿周囲長を測定する方法もあるということがわかりました。

がん予防展 終了

がん予防展(ちからをあわせて がんにうち克つ!)終了
 開催日:2024年9月8日
 時 間:10時~16時
 場 所:イオンモール 千葉ニュータウン モール棟3階イオンホール
がん講演会
 配信期間:9月13日(金)~9月27日(金)

がん予防展の詳細は「講演会・イベント案内」をご覧ください。

医療事業部(ファーストステップの会)終了報告

 

医療事業部(第3期ファーストステップの会)
開催趣旨・
目的
入会1~3年目の会員の方を対象に、栄養士会が職能団体であることをはじめ、本会のメリット、本会の活動、認定制度等についてお伝えすること、会員同士の横のつながりを構築することを目的に開催し、県民の健康の維持増進に貢献する栄養士を育成する。
日 時 2024年9月8日(日)9:30~11:30
会 場 千葉市生涯学習センター3階研修室2
住所:千葉県千葉市中央区弁天3丁目7-7
内 容 栄養士会とは?生涯教育制度とは?
千葉県栄養士会の活動について
JDA-DATについて等
座談会も開催します
参加資格 千葉県栄養士会会員 医療事業部所属の1~3年目の方
参加費 無料
定 員 先着10名
参加申込先 詳細はチラシをご参照ください。
定員に達した時点で締め切らせていただきます。
申し込み方法はチラシまたは送付したご案内をご参照ください。
申し込み締切 9月6日(金)
終 了 報 告
事業名 医療事業部(2024年度ファーストステップの会)
参加者数 会員:3名、企画運営委員:6名
内 容

①JDA-DATについて 
  千葉県栄養士会副会長・非常災害対策委員会委員長 鯨岡春生
 災害対策における日本栄養士会・千葉県栄養士会の組織説明および活動内容について、
 日頃の非常時への備え等についての講義を行った。 

②千葉県栄養士会の活動について 
  千葉県栄養士会 医療事業部 企画運営委員長 荻野悟
 千葉県栄養士会についての概要や理念等について説明を行った。

③日本栄養士会、生涯教育制度・認定制度について
  千葉県栄養士会 医療事業部 企画運営委員 戸矢静華
 日本栄養士会認定制度についての説明を行い、認定についてと認定を受けるための
 単位取得方法や認定試験等について認定者から実際の経験も踏まえ説明を行った。 

感 想  栄養管理計画書やGLIM 基準など業務に関する質問や、病棟へ出向く時間が取れないことへの改善策や、1~3年目として最低限何をスキルとして備える必要があるかなど、普段の業務に関して積極的に取り組む姿勢がうかがえ、具体的な質問が多く出された。短期的な目標と中・長期的な目標はどうすればよいかなどの質問も見られた。今回は医療事業部の会員の他に公衆衛生事業部所属で通常行政に携わる会員の参加もあり、それぞれの立場からの質問や業務に携わるうえでの不安な点など積極的な発言が多かった。講義後の座談会でも同様に積極的に意見をかわすことができ有意義な会であった。

医療事業部(東葛北部地区/腸内環境) 終了報告

 

医療事業部(東葛北部地区研修会)
開催趣旨・目的 下痢・便秘と腸内環境について理解を深め、県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日 時 令和6年10月23日(水)
19:00~20:00
場 所 WEBによる開催
内容・講師 内容;下痢・便秘と腸内環境~排便のお困りごとはありませんか?~
講師;森永乳業クリニコ株式会社 千葉営業所 石井柚里子 氏
参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方100名
参加費 無料
問合せ・申込み こちらのチラシをご覧ください。
終 了 報 告
事業名 医療事業部(東葛北部地区研修会)
参加者数 21名
内 容 食事と同様に必要な「排泄」について理解を深める研修会。特に下痢や便秘については問題になることが多い。下痢時の食事療法の実際や高齢者特有の原因について学ぶ。経腸栄養では下痢が問題になることが多く、対応方法の原則を学ぶ。また便秘も問題になるため下痢同様対応方法を学ぶ。下痢や便秘に腸内環境も大きく関わるため腸内細菌等環境を適正に整えることも必要。
感 想 排泄について分かりやすい内容であった。特に下痢・便秘の対応は悩むことも多く対応が難しい事が多い。対応方法など分かりやすい内容の研修会だった。

福祉事業部(研修会/食機能と嚥下調整食)終了

開催趣旨・目的 口から食べることは生きていくために重要である。食機能と嚥下調整食の対応について理解を深め、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
研修会の詳細はこちらをご覧ください。
日 時

2024年10月4日(金)
午後2時~午後4時
(受付:午後1時40分~)
※ZoomミーティングによるWEB開催講演 

内 容 講演 「食機能と嚥下調整食の対応
    ~摂食嚥下の発達と加齢の特徴を踏まえて~」
講師 愛知大学 健康科学科健康栄養学科 
教授 牧野 日和 氏
情報提供 ヘルシーフード(株)
     三信化工(株)
参加者 この研修会に関心のある栄養士・管理栄養士
参加費 千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会会員外 7,000円
問い合わせ・申込 申込先はコチラの研修会案内文をご覧ください。
特別養護老人ホーム 清和園 篠原
メールアドレス m.shinohara@seiwaen.com
電話 043-228-3771
申込期限 2024年9月27日(金)

福祉事業部(第3回研修会/子どもの食育)終了報告

開催趣旨・目的 乳幼児期から学童期の子どもを対象とした食育についての知識を深め、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
研修会の詳細はこちらをご覧ください。
日 時 2024年9月8日(日)
午前9時~午前10時30分(講演90分 質疑応答含む)
(受付:8時40分~)
※ZoomミーティングによるWEB開催
内 容 講演 「乳幼児から学童期につながる食育」
講師 上越教育大学 大学院学校教育研究科 
   教授 野口 孝則 氏
参加者 この研修会に関心のある栄養士・管理栄養士
参加費 千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会会員外 7,000円
問い合わせ・申込

申込先はコチラの研修会案内文をご覧ください。

都保育所 笠川
メールアドレス yuriko3145@city.chiba.lg.jp
電話 043-231-4846
申込期限 2024年8月24日(土)

 

事 業 報 告

事業名

福祉事業部(乳幼児から学童期につながる食育)

参加者数

オンライン参加:講師を含め47名
(ZoomによるWEB開催)

内 容

1.食育基本法及び食育推進基本計画
 子どもたちに対する食育は生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性を育んでいく基礎となるものである。 食べることを楽しむ子どもたちをどうやって増やしていくか。 食べることに興味がない、嫌い、など悩んでいる子どもにどう寄り添うことができるのか。 家庭によって食環境が違うため、全体に同じ情報を伝えるだけでなく、個別に保護者と話す機会を設けることが必要である。
2.学校教育における食育の実践
 チェックシートなど実態把握によって課題を明確にし、指導の内容を検討する。学びの機会となる給食を実施する。
3.「評価の視点」を重視して栄養教育の実践を科学する
 お手本を示して行うのではなく子どもが自分で考えて行動するには、どのように教育を行い、対象者の学びの環境を導くべきか。

感 想

 乳幼児から学童期につながる食育を行っていくためには、保育所・保育園・認定こども園の栄養士と学校の栄養教諭がつながりをもち、お互いの食育について知る機会をもつ必要があると強く感じた。
 「苦手」「嫌い」など、大人が言えば言うほど子どもが意識してしまうため、「おいしいね」「小さくして食べてみよう」など、今後は子どもが前向きになれるような言葉かけを意識していきたい。
 また「教育はきっかけ作り」というお話があったが、子どもたちがこれから調べてみよう、食べてみよう、やってみよう、と興味を持つきっかけになるような食育を実施していきたい。

 

研究教育事業部(養成校学生向け研修会)終了報告

開催趣旨・目的

 本研修会は、養成施設に通う学生を対象とした研修会として位置付けており、今回は、「活躍する栄養士・管理栄養士」と題して、養成校6校の卒業生から、職域別に主な業務内容(魅力や課題など)、その職種に求められるスキルなどを紹介いただき、今後のキャリアアップにつなげ、県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。また、栄養士・管理栄養士の職場を知る機会でもあり、職業意識を高めることにもつながる。

日 時

2024年8月24日(土)
13:00~16:00(受付12:45~)

開催方法

ハイブリッドによる開催
現地:昭和学院短期大学 オンライン:Teamsウェビナー

内容・講師

内容:活躍する栄養士・管理栄養士
講師:
 行政 夷隅健康福祉センター(夷隅保健所)
    地域保健福祉課 池田咲希 氏

 学校 川口市教育委員会 家庭科教諭 伊藤和 氏

 研究教育 早稲田大学スポーツ科学学術院 
   (日本学術振興会特別研究員)寶川美月 氏

 医療 永井マザーズホスピタル 岩崎佳苗 氏

 スポーツ栄養 日本大学大学院博士課程 吉沢幸花 氏

 食品会社    マーケティング部 宮間沙織 氏

参加資格

栄養士・管理栄養士課程の学生、千葉県栄養士会会員及び一般

参加費

会員:無料
学生:無料
非会員:7000

問合せ・申込み

チラシまたは下記ポスターをご参照ください
教育研究2024年度1回チラシ(A4縦) (1)のサムネイル

事 業 報 告

事業名

研究教育事業部(養成校学生向け研修会)

参加者数

オンライン参加:講師をふくめ31名、会場参加:92名
合計123名

内 容

①    行政
 夷隅健康福祉センター(夷隅保健所) 池田 咲希氏
 保健所管理栄養士は、給食施設指導事業、食品表示に関する事業、国民(県民)健康・栄養調査などさまざまな業務を通して県民の健康づくり、食環境整備に広域的に関わっている。
 業務を行う上では、関係法令等新しく学ぶべきことも多くあるが、さまざまな分野についての知識や理解を深められ、専門性を発揮できる仕事である。

②    学校
 川口市教育委員会 伊藤 和氏
 家庭科教諭は、中学校や高等学校で家庭科の授業を担当し、衣食住に関する基本的な知識やスキルを生徒に教える。未来を担う次世代へのアプローチができる学校現場の今を管理栄養士としての視点で紹介されていた。

③    研究教育
 早稲田大学スポーツ科学学術院 寶川 美月氏
 研究員として、実験結果に基づいた科学的エビデンスの創出に努めている。講演では、「研究員が働く職場」や「日頃の業務内容」、そして、これから研究員を目指そうとする人に必要となる学位(修士・博士課程)などについて紹介されていた。

④    スポーツ栄養
 日本大学大学院博士課程 吉沢 幸花氏
 スポーツ栄養士として、大学競技部や外部団体の高校生、社会人アスリートなど幅広くサポートしている。講演では、今までの経験や現在の環境からスポーツ栄養士に求められるスキルについて紹介されていた。

⑤    食品会社
 食品会社 マーケティング部 宮間 沙織氏
 食品会社における商品開発・企画・マーケティング分野にて、それぞれの業務内容の違いとそれに伴い求められる具体的なスキルについて伝えながら、キャリア構築にどのような影響があるのかを紹介されていた。

⑥    医療
 永井マザーズホスピタル 岩崎 佳苗氏
 産婦人科栄養士は妊産婦に栄養指導を行い母子の健康と安全な出産をサポートしている。また、給食運営では出産後の患者様に“お祝い御膳”として毎日スペシャルな食事を提供しているなど、妊産婦を支える仕事内容を紹介されていた。

感 想

 どの分野の講演も写真などを用いて仕事内容を具体的にわかりやすく、そして魅力的に語っていただきました。また学生向けということもあり、その分野に就職するために必要な知識やスキルなど、学生時代に習得しておきたいことから、就職後のキャリアアップまで多岐にわたりアドバイスをいただけたことは就職を考えている学生にとって目標への一歩が示されたのではないかと感じます。また、入学してから半年ばかりの1年生も参加しており、自身のキャリアデザインをしていく上で様々な視野を広げることができ有意義な研修会になったと思います。

医療事業部(千葉地区/栄養評価他の伝え方)終了報告

タイトル 医療事業部(千葉地区研修会)
開催趣旨・目的 医療従事者として、栄養に関する情報提供を適正に行うため栄養評価や栄養診断のポイントを学習し、もって県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日 時 2024年9月15日(日)
14:00~15:30(受付13:30~)
開催方法 Zoomによる開催
内容・講師

内容:栄養士として知っておくべき栄養評価のポイントを勉強
講師:淑徳大学看護栄養学部栄養学科 教授 松原弘樹氏

参加資格 栄養士・管理栄養士 20名
参加費 会員:無料
非会員:3000円(資料代)
問合せ・申込み チラシをご参照ください
終了報告
事業名 医療事業部(千葉地区研修会)
参加者数 14名
内 容 タイトル「栄養業務について」
①臨床での栄養管理の重要性は認識されてきており、管理栄養士が病棟で業務を行うようになりカルテ(診療録)記載をする機会も増えてきている。カルテの情報は多職種との共有や臨床研究の資料としても使用されるが、「患者・家族が読む場合もあること」を常に意識しネガティブな感情は避け事実を中立的に書くこと。栄養ケア記録としてもSOAPで記載することが多いが、栄養診断コードごとに栄養診断の根拠を栄養アセスメントの内容を参考にしながら記載するPES報告が今後は推奨されるだろう。②日々の栄養管理では、スクリーニング後の栄養不良例のとりこぼし(入院後の食事摂取低下など)がないようにするため多職種との情報共有は必要である。今回は個々の栄養管理例として「食欲不振への対応」について「食事調整アセスメントシート」を用いている施設例を紹介いただいた。③栄養情報提供書は、診療報酬改定により、令和6年からは栄養指導対象外の病名患者でも栄養管理計画書を作成した患者であれば算定可能となったが、電話でのやりとりに時間調整が必要など課題もある。脳卒中等地域医療連携パスで千葉県栄養情報連携シートが作成中との情報をいただいた。
感 想 栄養士・管理栄養士が臨床現場で業務を行う上で、特にカルテ記載の留意する点や栄養診断、栄養情報提供書など、多職種と共有できるための記載方法など改めて気づかされ、日々の栄養管理でも多職種との情報共有の重要性を感じました。今後の業務に活かしていきたいと思います。

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