2024年度★生涯教育研修会 6~10月 終了

生涯教育研修会(2024年度)開催のお知らせ

ハイブリッド開催(千葉県栄養士会事務所/Web(Zoom))として実施します。
   栄養士・管理栄養士は、科学の進歩と社会の変化に的確に対応するため、常にスキルの向上を図り、専門職としての能力の習熟が求められています。

   日本栄養士会は2014(平成26)年度より生涯学習からキャリアを支援できる制度とするため、生涯職能開発の考え方を取り入れた生涯教育制度へと移行した認定制度(認定管理栄養士の資格制度)を開始しました。この認定制度は、本人の自由意思で、今までと同様に必要な単位を取得して修了証の交付を得ることができ、認定管理栄養士への受験資格の単位取得になります。

   多くの栄養士・管理栄養士が受講し、スキルを高めて県民の健康の保持増進に貢献しましょう。
 詳細は下記の2024年度生涯教育研修会お知らせ、日程、申込書をご覧ください。

お知らせ
日 程
申込書

 

 

 

日本栄養士会(JDA-DAT) リーダー育成研修 終了

日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)第14回 リーダー育成研修
 開催日時:2024.10.5(土) 13:00~17:00
       2024.10.6(日)  9:00~12:00
 場  所:石川県地場産業振興センター
      (〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目20番地) 
 申し込み等詳細はこちらのポスターまたは下記をご覧ください。
jdadat2024_leaderのサムネイル
 

公衆衛生事業部(第2回中央研修会) 終了報告 

 

開催趣旨・目的

 公衆衛生に従事する栄養士・管理栄養士が「ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり」の知識を深め、県民の健康の維持増進に貢献する栄養士・管理栄養士の育成を図ることを目的とする

日 時
2024年10月14日(月・祝)
午後2時00分から午後4時00分まで
(受付:午後1時30分から1時50分)
※ZoomミーティングによるWEB開催
内 容
講演 「ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり」
講師 順天堂大学 国際教養学部 国際教養学科 
   教授 田村好史 氏
*生涯教育実務研修1単位になります。
添チラシ参照  *次第参照
講演資料は会員専用コンテンツに掲載
対象および定員
千葉県栄養士会会員で、上記内容に関心のある栄養士・管理栄養士
100名程度、会員外 若干名
参加費
千葉県栄養士会会員無料、会員外7,000円
申込方法

添チラシ参照>の記載の二次元コード又は下記のQRコードより

10月1日(火)までにお申し込みください。
※参加申込み者が多数の場合は、千葉県栄養士会公式YouTubeチャンネルにおけるオンデマンド配信による受講をお願いする場合があります。申込み者多数の場合にYouTubeでのオンデマンド受講が可能な方は、申込フォームでの選択をお願いします。
但し、生涯教育単位取得証明書の交付は当日参加者のみに限らせていただきますので、予めご了承ください。

オンデマンド配信について
 今回の研修は、千葉県栄養士会公式YouTubeチャンネルでオンデマンド配信(当日の講演内容を録画したものを配信)します。
配信期間や視聴方法等は、公衆衛生事業部会員及び参加申込者に改めて御連絡いたします。

 参加申込先

参加希望者は上記の二次元コードまたは下記のURL(申込フォーム)よりお申し込みください。
【申込期限 2024年10月1日(火)】https://docs.google.com/forms/d/1R6EUmMBi6vscMcLtzKqlQRL
8uL_aAjIFgDS19y0vl5k/edit

事 業 報 告
事業名

講演「ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり」
       講師 順天堂大学国際教養学部国際教養学科 教授 田村 好史 氏

参加者数

会員54人(会員のみ・事務所参加者9人を含む) 【ZOOMによるWEB開催】

内 容

日本の高齢化は急速に進んでおり、多くの人々が人生の最後の10年間に介護が必要となる状況に直面している。
介護が必要となる理由として、男性は血管系の病気が多く、その背景にはメタボリックシンドロームが関与していることが多い。一方、女性は認知症や筋骨格系の病気が多く、ロコモティブシンドロームやサルコペニア・骨粗しょう症が関係している。傾向はわかってきているが、どのタイミングでどのような対策をとればよいのかというエビデンスは少ない。

<代謝的肥満>
代謝的肥満とは、標準体重であっても、内臓脂肪が多く、代謝異常を伴う状態を指す。太っていなくてもリスクがあれば代謝的肥満になりやすい。インスリン抵抗性が進行することで、筋肉細胞への栄養供給が不十分になり、筋肉の質が低下する。食べる量と運動量が少ないと、筋肉の質が落ち、代謝的肥満になる。アジア人において正常体重代謝的肥満はサルコペニアに注意が必要である。
<痩せた女性のリスク>
20歳代女性の痩せ率が増加しており、これに伴う健康リスクが深刻な問題となっている。特に、運動習慣の有無による2極化が顕著であり、運動習慣のない者はエネルギー低回転型の生活習慣と推察される。痩せがもたらす女性の健康リスクの一つに低出生体重児があり、様々な疾患との関連性が指摘されている。DOHAD(Developmental Origins of Health and Disease)の概念によれば、胎児期や乳児期の環境因子が成長後の健康や疾患リスクに影響を与えるとされており、生涯にわたる健康リスクや、次世代にも影響を及ぼす可能性が考えられる。健康日本21でも若年女性のやせ、骨粗しょう症の受診率について取り上げられ、今後、定期健康診断の画像から骨粗しょう症のリスクを判定する取り組みが進んでいく。
胎児期から高齢期にいたるまでの人の生涯を経時的に捉えた健康づくり(ライフコースアプローチ)の観点からも、痩せに偏った価値観からの脱却が必要であり、価値観の転換には教育現場や健康づくりを推進する企業を巻き込んだ多面的な取り組みが必要である。
<身体活動ガイドライン>
マルチコンポーネント運動は、有酸素運動と筋肉トレーニング、バランス運動を組み合わせた運動のことで、複数の運動要素を組み合わせることで、心肺機能、筋力、バランス能力を総合的に向上させるため、生活習慣病の予防や、日常生活の質の向上に寄与する。また、高齢者にとっては、バランス運動が転倒リスクを減少させる効果がある。個々の体力レベルや健康状態に合わせて調整できるため、無理なく継続できるのも特徴。

感 想 ライフコースアプローチを取り入れた健康教育や栄養指導はこれから必要な考え方となる。今回は代謝的肥満と女性のやせという全体的な健康問題から、胎児期から高齢期にいたるまでの人の生涯を経時的に捉えた健康づくりについてお話しいただいた。個々のライフステージやニーズに応じた支援が重要であるとともに、これからは教育機関や企業と連携し、多面的なアプローチで対象者を支援していくことも重要であると再認識した。

地域活動事業部(医療・介護の一体化)終了報告

開催主旨・目的 高齢人口の増加に伴い、高齢者の健康づくりが重要で、医療事業から介護事業へ移行することがある。その過程と介護予防を学び、県民の健康増進や地域に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日 時

令和6年11月2日(土曜日)                                     
受付 13:00~
講演並びにパネルディスカッション13:30~15:45

場 所 千葉市生涯学習センター 小ホールB1F
〒260-0045 千葉市中央区弁天3丁目7番7号
℡043-207-5811(代)
テーマ
(タイトル)
「高齢者保健事業及び介護予防の一体化事業について」(仮)
講師:千葉県後期高齢者医療広域連合 保健事業担当職員
パネルディスカッション
地域活動事業部 楠崎聡子・佐藤則子・海老原昌子会員
参加資格 食と栄養に 関心のある方並びに栄養士、管理栄養士 
参加費 2000円(会員は無料)
申込み方法・申込締切

こちらの申込書をFAX(043‐256‐1804)または郵送でお申し込みください。
 (郵送の場合は、申込書の内容に沿って記載し、
〒264-0036千葉市若葉区殿台町122 千葉県栄養士会 
地域活動事業部宛 にお送りください。)
10月25日(金曜日)必着でお願いします

その他 日本栄養士会生涯教育実務研修1単位『実務研修 共通 910-110』
事業名 地域活動事業部(第3回研修会/医療・介護の一体化)
参加者数 15名
内  容

市町村において実施してきた、各保健事業や介護予防事業、福祉事業を連携することで後期高齢者の健康維持を目指す取り組みが令和2年4月から開始された。令和6年度中に実施予定の市町村は1708市町村で全体の98%になる。各県の後期高齢者医療広域連合はその実施を市町村に委託して健康診査、重症化予防事業の継続に加えてフレイル状態に着目した疾病予防の取り組みも進めている。そのつなぎ役として企画調整を行う医療専門職と地域を担当する医療専門職に栄養士・管理栄養士の活躍の場が広がっている、実際は地域の健康課題の把握を行い高齢者に対する個別的支援と通所施設等への積極的関与が主な活動となっている。パネルディスカッションでは県下で一体的事業に関わっている会員3名から事業実施事例の報告がありました。

感  想

千葉県後期高齢者医療広域連合の職員の方々からこの制度に対する熱意のある講演は有意義であった。
医療と介護の視点にたって高齢者の健康を維持する専門職として栄養士・管理栄養士が期待されている。幅広い知識と実践力が必要であると感じた。

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